カワさんとストーさんは図面を書きに他の会社から来ていて、
私も派遣だし、なんとなくよそ者どうし
部屋で2人きりになったりすると、
ぼそぼそと自分の身の上話をはなしてみたり。
おふたりはアトリエ系の設計事務所
先輩後輩らしい。
でも全然気取ってなくて、ステキな感じ。

ストーさんが学生時代バイクで大学に通っていて、
都会育ちのストーさんは郊外にある大学からの田舎道を
風を切ってバイクで走ったら、
夕日が奇麗で泣いたこととか、
カワさんは、独立されて、今3年間のロンバケ中の
1年終わったところで、今回はストーさんに泣きつかれたこと、
もともとは土木出身でいきなり設計事務所に飛び込みで入ったことや、
(ストーさん情報だとなんかすごい賞をとったとかでもそんなこと自慢したりしない。)
日本中バイトしながら(時には餃子屋で住み込みのバイトであったり)
旅していたことを聞いた。(これもストーさん情報)


「なんでさー、この金額で模型作らないんだろう。
やっぱ、もう、だいたいこんな感じで作っちゃうんだろうねー。
ぼくらいっぱい模型作ったよね。
模型は作らないとさ。」とストーさん
「100万だって作るよ!」とカワさん。
たぶん年は私よりも上っぽいんだけど、
少年のような人達。


今日はカワさんと2人になったので、
自分のことを話した。
「技術じゃなくて、自分がこう思ってこう作りましたって
いう作品を作ればいいよ。そして、ここっていうタイミングで
飛び込んじゃえば。」って言ってくれた。
最近、(というかずっと)焦ってきていたけれど、
なんだか頑張ろうと思った。